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モモ、大きな子宮筋腫が見つかる VOL.24

モモが9歳の時に大きな子宮筋腫が見つかりました。
休日にモモをトリミングに連れて行き、自宅で寛いていたところへ、ドックサロン「ソレイユ」の綾ちゃんから電話がありました。
とても慌てた心配そうな声で「すぐに動物病院に連れて行って!!」と言われました。

今まで病気知らずの元気なモモが癌かもしれない・・・私は不安で心臓がバクバクしました。
便秘も下痢もしたことがなく、食欲旺盛のモモが・・・・
大型犬の平均寿命は9歳~13歳くらいと言われていて、9歳くらいが一つの山場で、ここを乗り越えると長生きすると聞いていました。

モモは避妊手術をしていませんでした。
周囲から手術を勧められたのですが、病気になりやすいからという理由で、仔犬の頃に子宮をとってしまうことに私は純粋に疑問を感じました。
(多頭飼いだったり、野良犬が辺りに居るというなら、考えたかもしれませんが・・・)

身体に自然に授かった臓器は必要だからついていると思うので、メス犬にとっても子宮はとても大事な臓器なのではないかと思ったからです
人間の場合、子宮を摘出する手術は本当に辛い決断だと思うので、犬が喪失感を全く感じないということはないんじゃないでしょうか・・・。
実際、女性ホルモンは身体を守り健やかさを保つ役割をしているので、避妊手術を前もってしておけば子宮の病気は防げるかもしれませんが、全体としての健康にとってはどうなのかな?とも思いました。
という訳で、今でも私は避妊手術は賛成派ではないんです。
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でも、9歳になったモモには大きな子宮筋腫ができていました。
モモがトリミングから帰ってすぐに、動物病院に連れて行って検査をして貰いました。

先生も「ヤバいなぁ~」と暗い表情で、「これが悪性だった場合、もう長くは生きれないだろうから覚悟して」と言われました。
私は辛くて胸が張り裂けそうでした。
モモは久しぶりに私と長い時間一緒に居れて、ドライブもできて最初はとても嬉しそうでした。
でも、私の表情を見て取り、何か不穏なものを感じたようで、心配そうに私の顔を見つめました。

「ごめんね!!モモ、気付かなくて本当にごめんね!!」
「今まで放っておいてごめんなさい!!」
「まだ何も恩返しできてないよ!!」「お願いだからまだ死なないでね!!」

私はモモに泣きながら懇願しました。
今思うと、モモに甘えてばかりのダメな飼い主でした。

仔犬の頃は可愛がっていたくせに、モモが2歳~9歳までの7年間、私はずっと自分のことばっかりでした。
モモを放っておきすぎて、いつも寂しい思いをさせていました。
私は後悔と反省で自分を責めて、神様にすがるようにモモの無事を祈りながら手術の日が来るのを待ちました。

ただ、モモと触れ合うと、「きっと良性で元気に回復する」と前向きな気持ちになるのが不思議でした。

よく犬は飼い主の負のエネルギーを吸収してしまうと聞きますが、私は女性性の部分へのネガティブな思い込みがあったり、子宮のパワーセンターを軽視して、大切にしていませんでした。
自分の正直な感情にも向き合っていなかったし、他人との境界線も曖昧で、人の悩みなのか自分の悩みなのかわからなくなってしまうところもありました。
身体の冷えも気にかけず、子宮に大きな負担をかけていました。

愛犬が身代わりになって引き受けてくれたのかもしれない、
私の長年向き合えなかった女性としての痛みを、モモが代わりに表現してくれたのかもしれないなと感じました。