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リーダーシップに母性本能を活かして VOL.21

2007年頃からようやく、私は自分らしさを活かしてリーダーシップが取れるようになり、仕事が面白くなってきました。
そのきっかけになったのが、2005年10月の『ジャネス』という化粧品メーカーのオーストラリア研修旅行でした。
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日常の中に埋もれていると気付けないことが、外へ出てみると、大きな気付きとともに思わぬ突破口が開ける事があります。
この頃の私にとっては、日本から離れることが、閉塞感や自分の執着から解き放たれ、一番のリフレッシュになりました。
仕事にかこつけては、一年に二度程、研修とリフレッシュ休暇を兼ねて海外へ行きました。

実を言うと、この頃はモモの世話は両親に任せきりで、旅行のスケジュールも自分勝手に決めていました。
モモの主人である自覚もなく、モモにとっても私は「ママ」ではなくて、「お姉ちゃん」だったことでしょう。
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南オーストラリアのアデレードは空気がとてもクリーンで、日差しは眩しすぎましたが明るく、心も身体も解放されて清々しい気分になりました。
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研修では、ジャネス化粧品の創始者 ジャニス・スミスから、スキンセラピストの講習を受けたり、有機栽培のハーブ畑や製造工程を見学させて頂いたりと、とても充実していました。
その間、ジャニス・スミスのとてもハートフルなお人柄に触れて、私は不思議な気持ちになりました。

『こんなに純粋で優しい女性が、ビジネスの世界で成功するんだ・・・・』と。
スタッフとの関係も良好だし、長期間勤務されているスタッフが多く、やり取りも親しみに溢れていました。
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研修が終わりアデレードから離れる日に、ホテルのロビーでジャニスにお会いしました。
私は思い切って英語が話せる友人に通訳して貰い、ジャニスに質問しました。

『私はセラピストの仕事と、経営者の仕事を両立するのがとても難しいです。
リーダーシップが上手く取れないんです。セラピストの自分とリーダーとしての自分とどう存在していいのかわかりません。
二重人格になってしまいそうで苦しいです。あなたはどうしてそんなに自然体でどちらも両立できているのでしょうか?』
するとジャニスは私に近寄り、私の頬を両手で挟んでとても優しく力強くこう言いました。
『大丈夫よ!! あなたにはその素敵な笑顔があるから。
これからも、辛いことや、貴方の足を引っ張る人が人生で現れたとしても、この笑顔があるから絶対大丈夫!!どんな時も夢を忘れないで、諦めずに前進してね。』
私は涙が溢れてしまいました。
『私は一日のスタートに、ラベンダーの精油を垂らしたモーニングバスに入るの。今日はどんな一日にしようかしらって、ワクワクすることを考えるのよ。おススメよ!!』
と話し、明るい笑顔で握手をして下さいました。

この時から、私はとてもやる気と勇気が出て、帰国したら「新たな気持ちで頑張るぞ!!」と前向きになりました。
そしてジャニスの素晴らしいリーダーシップに気付きました。

今まで、厳しさと、力強さ、統率力でリードしていく男性的なリーダーしかお手本がなかったので、私には無理だと思っていたリーダーという立場。
でも、ジャニスのように、温かい心で優しく励ましたり、感動を与えたり、大きな器で見守ってくれる母のような存在からも、やる気とパワーを貰えるんだ!!と新しいリーダーシップの可能性を見せていただきました。

「そっか、母性本能をリーダーシップに活かせばいいんだ!!」と、その時閃いたのです。

それから、私は自分に無いものを身に付けようとしなくなり、自分の中にあるものをただ溢れ出させることにしました。
それは、母性本能であり、愛や優しさ、明るさ、チャレンジしていく行動力です。

大きな気付きとともに現実も動きだし、自分とテーマが異なるスタッフが去って行き、新しいスタッフが入って来ました。

2014年から、サロンを移転して一人で仕事をするようになりましたが、今でもその頃からのスタッフとは親しくしています。

そしてこの母性本能は、姪っ子の存在からも刺激されて、プライベートでもどんどん溢れるようになりました。

この変化で、モモとの一旦離れてしまった距離も少し縮まり、優しい時間が少しずつ増えていきました。