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モモとの出会い VOL.4

49914716_1985817961495991_946515770181943296_n.jpg2002年4月24日に、長野県飯田市の原さんのお宅で、牡5頭、牝3頭のゴールデンレトリバーの仔犬が生まれました。
私は犬知識ゼロだったので、「ゴールデンレトリバーの飼い方」や「犬の躾け方」の本を読みあさり、一ヶ月後には頭でっかちな飼い主候補となりました。
更に、ゲージ、首輪、リード、トイレシートやご飯用のお皿など、必要な物を買い揃えて準備をしました。
そんな私を横目で見て見ぬ振りをする父・・・。
私は、この段階で止められなかったので、きっと父が「ゴールデンもいいかなぁ~♡」と考えているのだと思いました。

そしていよいよ、綾ちゃんがゴールデンの仔犬を飯田に引き取りに行く日が来ました。
南信の飯田までは車で3時間ほどかかります。

綾ちゃんに「父からまだ承諾を得ていないけれど、なんとかする!!」と話し、綾ちゃんも「とりあえず連れてくる!!」と出掛けて行きました。

その日は、仕事がお休みの日でした。
初めての仔犬、そして父を本当に説得できるのか・・・?
私はソワソワして何も手につかず、連絡を待っていました。

「アッキーに顔がそっくりな女の子がいたから、この子を連れて帰るね!」と綾ちゃんから連絡が入り、どんな子が来るのか、ワクワクドキドキでした。
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長野須坂東インターの高速を降りてすぐ近くにあるTSUTAYA書店の駐車場で待ち合わせ、私は綾ちゃんと仔犬の到着を首を長くして待ちました。

そして、待ちに待った仔犬との運命の出会いの時が来ました。
ママや兄弟と離れ離れになってしまった仔犬は、まだ訳もわからず、高速に揺られて疲れているようでした。

愛嬌のある丸顔で身体もマルマルしていて、毛の色も私の好みのクリーム色。
私が手を出すと、指をぺろぺろ舐めてニコニコしていました。こんなに可愛い犬は初めてで、離したくないと思いました。
でも、どうやって扱って良いのかわからず、ちょっと怖くもありました。
すぐに連れて帰りたくなりましたが、とりあえず父を説得しなければならなかったので、仔犬を綾ちゃんに託して家に帰りました。
私は、仕事から帰宅した父に、ゴールデンレトリバーの仔犬が飯田からやってきた事、その子のとびっきりの愛らしさを、ありったけの情熱を込めて伝えました。
私の熱意に押され、頑固な父が折れました。
「明日連れて来て貰いなさい。その子を飼うことにしよう。」と言ってくれた時は、
もう嬉しくて嬉しくて、父に抱きつきたい気分でした。
綾ちゃんに「飼えることになったよ!!」と興奮状態で報告した時のことを今でも鮮明に覚えています。
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そして翌日の夕方、ゴールデンの仔犬が我が家にやって来ました。

家族は皆、仔犬をひと目見た瞬間から、メロメロ♡
本当に可愛いかったなぁ~♡

名前は母が付けました。
普段、自己主張を全くしない母が
「名前は私に付けさせて!!きっと私が一番面倒をみることになると思うから!!」
と珍しく後に引かず、仔犬はモモという名前になりました。
モモの正式名称は「Apricot Blossom」
その名の通り、モモは林檎、杏、桃、葡萄など北信の名産品の果物が大好きな子になりました。
我が家には林檎、杏、プルーンの木があるので、実りの季節の散歩は大興奮!!

葡萄やプルーンは、犬には食べさせない方が良いみたいですが、モモは平気でした。
モモ、い~っぱい、い~っぱい食べたよね~♡