断食体験記
この夏5泊6日で、初めての断食を体験してきました。
健康体で病気知らずの私は、今まで5日間も食事を抜いたことがなく、生まれて初めて消化器系に休息期間を与えました。
夏休みは北海道旅行でグルメを堪能。
食欲に身を任せ、豊かな食事をたっぷり味わった直後の断食。
耐えられるかどうかが不安で、少々緊張していました。
しかし、一人で5日間も過ごすなんて、2年ぶりのこと。
仕事もないし、断食への好奇心と「痩せてきれいになれるかも・・・♡」という期待でワクワクしていました。
※今回お世話になった断食施設は、クライアントのプライベートを守るため紹介制で、インターネットなどで情報をアップすることを禁じられているため、場所と名称をこちらで紹介することを控えさせていただきます。
一日目 8/17
朝から断食スタート。始発の新幹線で長野を出発し、空腹に耐えながら水を飲んで気を紛らわしながら移動しました。
しかし、早朝の新幹線の中は食べ物の香りがプンプン充満しているものなのですね。
普段好きなタイミングで食べたい物を食べているにもかかわらず、いざ食べられないとなると、
常に何か食べている食いしん坊な人達を冷ややかな目で視てしまいました。
空腹で考え方がギスギスしたのか、身勝手な彰子が出現しました(笑)
コーヒーも、暇さえあれば飲みたくなる自分も発見しました。(一日二回までにはしていますが・・・)
この日の体調は、夏休みの間食べ過ぎて、便秘気味、胃も頭も疲れ気味で、感動が薄い感じ。
人間は満たされたいと願いながら、満たされ過ぎると感覚が鈍る欲張りで難しい生き物ですね(-。-)y-゜゜゜
現代人の病気の多くは、食べ過ぎが原因です。血液の汚れや身体の冷えを招き、免疫力低下にも繋がります。
そもそも人類の歴史からみても、人間は飢餓状態に強くできていて、飽食に対処する機能をあまり持ち合わせていないそうです。
さて、断食の目的はというと、一番に免疫力を上げることです。
血液の中の白血球はばい菌を食べたり、癌細胞を食べたり、老廃物を食べる身体の中の掃除屋さんの役割をしています。
お腹いっぱい食べると、血液中の栄養が多くなり、白血球もお腹がいっぱいになって食欲がなくなり働きが鈍くなるそうです。
逆に空腹のときは、血液中の栄養が悪くなり、白血球もお腹が空いてばい菌や癌細胞、老廃物をよく食べるので免疫力が上がります。
病気をすると食欲は落ちますが、生体恒常性が働き免疫力が高まって病気を克服します。
ですから、空腹力はとても大切なんだそうです。
施設ですることといえば
●一日2回の酵素風呂に入ること。 一回15分から20分入浴し、その後シャワーを浴びて30分休憩。
●朝はニンジン・リンゴジュースを一杯いただく。
●酵素を混ぜたお水を一日2リットル程度飲む。
それ以外は自由です。
私はDVDを観たり、読書をしたり、施設の人たちとおしゃべりをしたりしてゆったり過ごしました。
初めての環境で少し緊張したのか、便秘による下腹部の不快感がありました。
初日はまだ体力があるので、酵素風呂もとても気持ちがよく、だるくなったり疲れたりもしませんでした。
食欲は6日間の中で、一日目が最も強く苦しかったです。
二日目 8/18
初日の夜は寝つきが良かったのですが、夜中に何度も目が覚めました。
寝るのもエネルギーを使うらしく、寝れば寝るほど身体がだるくなっていく感じがしました。
睡眠中の夢が鮮明でした。もともと私は夢や映像でメッセージが現れる傾向があります。
この日の夢は自分自身を責める夢で、夢見心地は悪かったです。
身体をデトックスしているせいか、マインドにおいてもデトックスが必要な部分を見せられている感じがしました。
この夢からのメッセージは「欲張らない、拘らない、委ねる、諦めない、リアクションや結果を求めない、ジャッジしない、人と比較しない」といった内容が詰まっていました。
起きてからは、沢山身体に栄養の貯えがあるらしく、気力体力ともに充分ありました。
胃腸の疲れがどっと出ている感じで、便秘も続いており、お腹も張っていました。
酵素風呂に2回入り、今日は目もとの疲れも感じていたので、頭まで酵素をかけて貰いました。
夜はデトックスドリンクを飲み、便秘が解消されるとお腹が凹んで浮腫みが改善されました。
三日目 8/19
二日目の夜は寝つきもよく、熟睡でき、目覚めも心地よく、身体のだるさも空腹感もありませんでした。
またしても夢が鮮明でした。
時々見る夢ですが、独身時代の孤独な心情を再び体験している夢でした。
この夢は「今に感謝、夫や家族に感謝を忘れないように」というメッセージかもしれません!(^^)!
その他、ハワイのハレクラニホテルが出てきたり、すごく綺麗な流れ星や天の川も出てきました。
起きてから気分が良かったので、少し近所を散歩しました。
やっと人見知りや緊張感も解けてきて、リラックスして過ごすことができるようになった感じです。
空腹感というのは、ある一定のラインでストップします。
しかし、もっと成果を出して満足感を得たいという欲は持ち始めるとどんどん強くなり、頭が働きはじめます。
暴走する脳の言いなりになるのではなく、身体や細胞の声を聞いて、バランスをとることが大切だなと感じました。
そして私は意欲的で前向きですが、それが行き過ぎると欲にかられ、ネガティブな要素を生み出すのだなと感じました。
「バランスがとても大切」とこの日は常に自分に語りかけました♪
四日目 8/20
AM3:00頃目覚める。生理がきました。空腹感も再び感じるようになりました。
胃のあたりから、毒素が溢れだしてくる感じで、口の中が気持ちが悪かったです。
身体の詰まりを強く感じました。(特にみぞおちとハートチャクラの後ろ側)
首の後ろあたりも詰まっている感じがしました。
午前中、酵素風呂の後に指圧マッサージ60分コースを受けたら、身体の滞りが流れ始めました。
今日はダラダラと過ごそうと決めて、部屋でまったり寛ぎました。
副交感神経がやっと優位になり、早めに就寝しました。
五日目 8/21
ぐっすり眠れました。
この夜も鮮明な夢。夢からのメッセージは、「もっともっとという欲を捨てる時。何かもっと良いものが手に入るんじゃないか、もっと私に注目してほしいという欲を持つと、手に入るものも入らず空虚を感じる」というものでした。(昨日の復習か!?)
朝ヨガをして身体を動かしたらとても心地よかったです。
ここ数日、動かなかったので、筋肉が落ちた感じがしました。
次回、もし断食をする時は、「筋肉を落とさない程度に軽い運動を欠かさないようにしよう」という教訓を得ました。
17日からの間で、一番心身がすっきりとしていました。
ですが、やはり胃腸からは毒素が出きっていない感じがしました。
そこで、宿便を出すためにまたデトックスドリンクを夜飲んでみましたが、あまりお通じに変化はありませんでした。
六日目 8/22
早朝体重測定をしたら、断食前から4kg減量していました（*^_^*）
一回目の酵素風呂の後、断食明けで、カボチャやキャベツ、ニンジン入りの味付けなしのポタージュスープをいただきました。
身体に優しく吸収されていくのを感じました。
今回の断食を通して、身体のしくみについてとても勉強になり、今まで体験したことのない爽快感を体験することができました。
私はけっこう体力があると改めて認識しました。特に具合が悪くなることもなく、アッという間の6日間でした。
特に私の胃は素直で可愛らしいと感じました。
全ての臓器が私自身のために一生懸命働いてくれていて、ストレスがかかっても文句を言わずに付き合ってくれていることを感じました。
自分が認識していた以上に、身体は本当に一生懸命私のために働いてくれています。
そんな感謝してもしきれない身体に文句を言ったら、自分勝手すぎますね。
心と身体、魂と調和することの大切さを改めて感じた6日間でした。
個人的には、断食は7日は続けた方がよいと思いました。
ようやく6日目にして毒素がどんどん出てきている感じがしたからです。
断食が終了してから知ったのですが、何十年もの間に溜まった宿便は、7日目から2週間ぐらいに排出されるようです。
宿便がとれた時、まさに生命がリフレッシュ＆リセットできるんじゃないかと思います。
断食後の食事メニューも、もう少し考えた方が良かったと思いました。
もう少しゆるやかに食事を戻した方が、胃腸に負担がかからなかったかなと体感しました。
次回断食をする際は、7日から9日間、適度な運動を欠かさない、断食後の食事の摂り方が課題です。
ですが、5泊6日でも身体が前よりピュアになった感じがします。
私の断食忘備録のようになってしまいましたが、最期まで読んで下さってありがとうございました。
