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自分軸で "今ここ"に立つ

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充電期間中の今も、時々トリートメント希望のご連絡をいただくことがあります。
様々な理由でせっかくご連絡下さった方にお断りするのは、とても心苦しく、迷いが生じます。
そんな複雑な気持ちを信頼する友人に話したところ、「素直にありがとうございますだよ。本当に感謝だね♡」という言葉を貰って「ハッ」としました。
感謝の前に「申し訳ない」という気持ちが先走っていた自分に気付きました。
人の期待に応えられない時の「罪悪感」はきっと私達世代、わりと強く持っている感情ではないでしょうか。子供の頃に親や先生の期待に応えられない時に育ってしまった「罪悪感」でしょうか・・・。
そんな「罪悪感」のようにマイナスな感情も、自分を取り巻くムードのようなもにもので、波のように来てはまた去っていきます。
若い頃は、苦しいにもかかわらず無意識にその感情をより深く感じようとしてしまう癖がありました。でも、その感情は本来の自分ではなく、自分を取り巻くムードだと理解すれば、感情に振り回されないですむようになります。
私はとても恵まれていて、そのムードをすぐに変えてくれる素敵な友がいます。感謝です♡
「すみません」より「ありがとうございます」の方が、だんぜん心地良い波動ですよね!!
もったいないことをしていました(^^;)

そんな事も含めてここ数日、自分と向き合っていたら「自立」というテーマが浮かび上がってきました。
大人になって「自立」していると思っていても、親のすねをかじらずに生きている方全てが精神的に自立できているかといったらそうではありません。
自分が属している社会や人間関係において、依存しないで生きていくことはなかなか難しいことだと思います。

話は変わり、「人の役に立ちたい」と志して生きていらっしゃる方は多いと思います。
人の為に尽くす事はとても素晴らしことです。
私も誰かの役に立てた時、とても嬉しくなります。
心から喜んで下さるお顔を拝見すると、充足感で満たされます。
でも、人のためばかりに尽くしてしまうと、自分の生活や体調管理が疎かになります。人のためを思って無理をする生き方も、必ずどこかで限界がきます。

私自身、高い家賃とスタッフにお給料を払うためにと、とにかく仕事が無いと不安で、どんなに身体が疲れていて気持ちが乗らない時でも、予約が入ると無理して働いていた時代がありました。
14年間、駅前にサロンを維持することはそれだけ大変だったんですよね(*^_^*)
今があるのは、あの頃の自分がいるから♡
一生懸命頑張った自分に誇りを持っていますが、今はもうあのサイクルに戻ることは決してないと感じています。

自分の細胞が心地よくワクワク楽しんで仕事をすることで、結果それが人の役に立つのなら最高ですよね。今は自分のために生きることと人の役に立つことの両立が目標です。

それから、「人のため」と言ってやっているものの、実は「自分のビジネスのため」が強かったり、自分の存在意義を築くために名目上「人のため」と言って仕事をしている人もいます。
私達、治療家やカウンセラーなど癒やしのお仕事に就いている方の中にも時々お見かけします。
感受性が強く勘の良い方なら、すぐに表に隠れた裏の顔を見破る事ができるのではないでしょうか?

気をつけなければならないのは、「人の役に立ちたい」という純粋な気持ちから、だんだん欲が出て"仕事に対して" または "自分を頼ってくれる人に対して" 依存に変化していく境界線をちゃんと理解しておくことだと思います。自分の技術や力量に自信がある、または更に自信をつけるために、人に必要とされるように仕向けていくのは依存なのだと思います。
依存になっている兆候としては、焦ったり、人のせいにしたり、何かのせいにしている自分がいた時。上手くいかない時に、他を攻撃する気持ちが湧く時は、仕事や人、何かに依存したり、自分の中のエゴに捕らわれているからではないかなぁ~と思います。

修行を積んだ仙人のように、相当鍛え上げられた精神の持ち主でなければ、人間誰しも弱さが顔を出します。そんな時は自分の立ち位置に戻って、留まることも大切。
あまりルールを決めないで、その時その時で、無理をしないスケジュールと体調管理・メンタルバランスが必要です。忙しすぎると自分を見失うので♪

充電期間を終えてトリートメントの仕事を再開する時は、自分軸で"今ここ"にすっと立ち、「YES」「 NO」が純粋に言えるようでありたいです。
自分のためと人のための両立。両方を実現する準備ができた時にきっとトリートメントの仕事を再開できると感じています。
どんな人もどんな仕事でも、深い深い「精神的自立」がこれからとても大切だと感じています。