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「減らすと増える」喜びの法則

e0057640_10395423.jpg私の周囲を見回すと、努力家の頑張り屋さんがとても多い。
「頑張っていること=偉い、価値のあること」と教育の中で教え込まれてきているので、ゆっくり何もしないでいると落ち着かず、「怠けているんじゃないか」「時間がもったいない」「このままでは駄目になる」なんて思考が働いたり、頑張っている人と比べて「自分は駄目だ」と落ちこんだりすることはないだろうか?
私自身、何度もそんな自問自答をしながら、最近力を抜くモードを意識して増やしている。

毎日頑張って忙しく生きていると、全てがスピードを増してしまい、常に緊張感で覚醒した状態である。
それはそれで充実感と感じるのだが、いつも追い立てられているような、何かを追いかけているような感じで慢性的に忙しくなる。現代人の多くの人は、ほんの一瞬でも思考から出ることができず、いつもやることで頭がいっぱいという状態が習慣になっている。
生活のスピードが増すと、表面的に起きている現象への対処だけで精一杯になる。本当に人生や瞬間に起きていることに向き合えず、自分自身の肉体・感情・エネルギーのバランスに気づかない。それに大切な人の変化や気持ちにも気づかずに傷つけてしまうこともある。
スローライフを意図して暮らし方を変化させ、仕事量を減らしたとしても、スピードが本当にスローになっている人ばかりではない。
もっとあるがままを受け入れ寛いで生きたいと思っていても「頑張っていること=偉い、価値のあること」という洗脳が根強く、もはや切り替えるコントロールがなかなかきかず、別のことで頑張り始めてしまう。

「人は矛盾した社会に生きる、矛盾した存在」本当につくづくそうだなぁ~と思う。
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人生を豊かにしよう、ポジティブにクリエイトしようと行動を起こし続けたり、経験を積み重ねることに躍起になっていると、いつもサバイバルモード。深層心理には、「今の状態ではまだまだ不十分だ」「この状態を変えなくちゃ」「このままでいたくはない」という憤りと焦りがベースにある。沢山の経験をしてわかったつもりになっていても、本当の深い部分では受け取れていないことが多い。
自分に起きた出来事を本当に受け入れられた瞬間、人生の本当の気づきが始まる。
それには日々沢山の出来事やアクションが多ければ難しい。

自分の人生を懸命にクリエイトしようとするよりも、速度を落としてただあるがままを受取り、追いかけないでみたらどうなるのか?
女性性開花プログラム「AFP(アート・オブ・フェミニンプレゼンス)」でも「減らすと増える」というエクササイズがあり、体験すると気づくのだ。
速度をゆるめると、確実に一つ一つの質が高く、感じるスペースが広がり、女性性の滋養効果が高まる。
速度を落とし、減らしていくことで、情緒的に寛いで喜びの感覚や物事の真実に気づくことが増えるのだ。

私は今、「減らすと増える」喜びの法則を実験中!
そしてサバイバルモードから受け取るモードにゆるやかに転換中である。
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追記☆私の受け取るモードの大先生は介護中の16歳の愛犬モモ。今は自力で立ち上がることができないので、排泄・寝返り・食事や水分補給全てが私たち家族に委ねるしかないのにいつもニコニコ笑顔のモモ。ただただ家族と自分を信頼して受け取るモードで生きている。老いも、病気も、思うように動けない現実も、全部受け入れて抵抗する様子が一切ない。モモはいつもたった今ここにしかいない。思考で自分の状況をあれこれ考えることなく、過去の姿にも執着がない。ありのままを全部受け入れて、私達の愛を受取り上手なモモ大先生。私もそうありたいなと思う。