1. hale plumeriaトップ >
  2. ブログ >
  3. 天使になった愛犬モモが私に残してくれた愛のメッセージ >
  4. モモ、一回目の生還☆ VOL.25

モモ、一回目の生還☆ VOL.25

モモの子宮筋腫の手術日が来ました。
手術同意書を手渡され、サインをする時、サーっと頭から血の気が引き、緊張で手が冷たくなったことを今でも覚えています。
手術は午前中の診察時間が終わってから、お昼ごろ行われるとのことで、モモを預けて夕方病院に来るように言われました。

病院にモモを預ける時、モモや自分がどんな状態だったか全然覚えていません。
相当落ち着きがなかっただろうと思います。

夕方、手術後の結果を聞きに病院に行きました。
最悪の場合を心配して、友達が付き添ってくれました。
結果は「無事に手術が成功し、おそらく見た感じは良性の腫瘍だろう」
これから詳しく細胞を検査に出すので最終的な結果は数日わからないそうで、モモは入院しないでお家に帰れるとのことでした。

私は緊張ピーク状態から、一気に解放され、嬉しくて天に舞い上がるような気分になりました。
喜びの感情が溢れだし、先生に感謝を伝えたり、自宅でのケアの方法を質問していると、奥の方から「ピーピー」甘えた大きな鳴き声が聞こえてきました。
看護師さんが言うには、モモは麻酔から覚めてからずっと、「ピーピー」甘えた声で鳴いていたのだそうです。

看護師さんが、頭にエリザベスカラーをつけ、白い服を着たモモを受付に連れて来ました。
モモは凄いパワーで看護師さんをひっぱり、自力で私に向かって歩いて来ました。
「良かったね!!」「良く頑張ったね!!」と私に撫でられても、モモは焦って早くお家に帰りたいようでした。
一目散に車の方へ歩いて行き、車のドアを開けたら自力で後部座席に乗り込みました。

私はまた病院に戻り、手術代金を支払いながら、まだ興奮冷めやらぬ状態で看護師さんと話していました。
すると友達のなっちゃんに「早くしなさい!!モモは痛いんだよ!!」と一喝され、我に返りました。

また自分の感情を優先して、モモの痛みや気持ちに寄り添っていなかったね・・・ごめんよモモ。
なっちゃんが手伝ってくれて、車の後部座席を倒し、モモがゆっくり寝れるようにセッティングすると、なっちゃんが抱き上げて後ろに乗せてくれました。
なっちゃんは愛犬を病気で亡くしたことがあり、激痛で苦しんでいるモモを真剣に心配して優しくケアしてくれました。

自宅に電話をかけて母にモモの状態を伝え、回復するまでしばらく家の中で休ませたいとお願いしました。
その頃私は一人暮らしをしていましたが、仕事が終わったら実家に帰りモモの面倒を見るからという約束で、モモは久しぶりに家の中で眠ることになりました。
モモはいつも、家の外につくった自由に走り回れるスペースにあるハウスで寝ていました。

モモと一階の部屋に布団をひき、早めに電気を消して休もうと思いましたが、痛がるモモの息づかいや、布団をかく音が一晩中続き、私も眠れませんでした。
モモがこんなに痛がるのを見たのは初めてで、かわいそうで撫でたりしていましたが、気休めにしかならなかったようでした。
私も少しだけ眠らなければと思い、瞑想のCDをかけて布団の中で瞑想をしました。
すると、モモの激しかった息づかいが緩やかになり、知らないうちにモモも私も静かに眠りにつくことができました。
犬にも瞑想のCDは効果的なんだ~と興味深い発見でした。

その後モモは、みるみるうちに元気を回復し、力が有り余って部屋に閉じこもっていられなくなりました。
そして、また自分の落ち着く場所である庭とハウスで寝るようになり、いつも通りの暮らしに戻りました。
51461708_2013821372028983_7802489803278123008_n.jpg