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生命と果樹のサイクル VOL.46

2018年5月1日、私達夫婦は私の生家に引っ越して、両親と同居をはじめました。
18歳で大学進学のため東京に出てから、生家で落ち着いて暮らすという感覚を得られずに46歳まで生きていましたが、28年後「ここが私に与えられた場所」だとやっと腑に落ちて、安住の地に落ち着くことができました。
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そして、忘れもしません5月4日。引っ越し後、4日目。
モモが朝起きてこなくて、触ったら熱が出ていました。
引っ越しやフラのイベントで大忙しで、モモに構ってあげられてなくて、気付いたらひどい肺炎になっていました。
食事も摂れなくなって、昏睡状態・・・一時危篤にもなりましたが、沢山の人達の愛や祈りが通じてなんとか復活してくれました。
それから亡くなる9月9日までは、色々な出来事があったのだけど、モモの介護しか記憶にないくらい、濃密なモモとの最期の時を過ごすことができました。
モモもずっと夢にみていた家族4人での暮らしを身体は動かなくなってしまったけど、とても楽しんでいました。
ずっと待っていてくれたと思うので、短かったけど一つ屋根の下で5ヶ月間一緒に過ごすことができて幸せでした。
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モモが肉体を離れる時、側でずっとサポートすることができた事は、神様から私たち家族への最高のプレゼントでした。そして、少しだけモモへ恩返しもできたかなと思います。
モモが居なくなってしまった寂しさは本当に辛かったけれど、モモは生きていた時に、寂しい思いをいっぱいしていただろうに、私が気付いてあげられなかったから、おあいこ。

モモがお空に帰ってから、私はモモとの16年5ヶ月を軌跡を辿りながら文章を書くようになりました。
友人から「モモのことを書いて本にしてみたら」と薦められ、最初は「私なんか技術もないし無理だ・・・」と思っていたのですが、急に書いてみたくなってはじめました。

「大好きだよモモ~PLUMERIAの日記(はてなブログ)」
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ブログの表紙にしている絵は、友人の園田レナちゃんが描いて下さいました。7月の私の誕生日に「私とモモをテーマにして絵を描いて欲しい」とレナちゃんに依頼をし、偶然モモの49日に完成して手元に届きました。
この絵のテーマは「Mohala ka pua」(ハワイ語で花開く=前進)だそうです。
レナちゃんのインスピレーションで、私からぐんぐん進むエネルギーを感じ、描きながら、モモからとても温かくて大きなエネルギーを感じたそうです。最初は植物だらけのグリーンの絵にしようとおもっていたのに、途中からとにかくお花を描くようにというメッセージも受け取ったそう。
絵は今、リビングに大切に飾っています。
それから、こんな素敵な壁掛けもプレゼントしてくれました。
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o0480030613809307957.jpg森羅万象の情報や生命の根源を表す「神聖幾何学模様」の一つ、「フラワーオブライフ」
「フラワー・オブ・ライフ」は、すべての生きとし生けるもののあらゆる側面、数学的な方式・物理的な法則・音楽のハーモニー・生命の営み・原子や分子レベル・・・などすべてに含まれています。
この形は「見ているだけで細胞レベルの目覚め」があり、「本質に繋がる」力があるそうです。
「フラワー・オブ・ライフ」という名前は、花に似ているという理由だけでそう呼ばれているのではなく、「生命のサイクル・果樹のサイクル」を表しています。
樹はやがて花を咲かせ、果実を実らせ、その中に種を含み、地に落ちて、新しい樹を生みます。
この5つの生命サイクルこそが、この神聖な幾何学模様と密接な関わりがあります。
51695118_2009834852427635_6879323631390818304_n.jpg実は、この写真の種は、モモが亡くなる前日に吐いた時に出てきました。
いつから喉に詰まっていたのかわかりませんが、ずっと咳をしたり、呼吸が苦しそうだったりしたのもこの種が喉に詰まっていたせいかもしれません。
きっと数年前に畑で拾い食いした杏の種だと思います。
その時からずっとモモの体内に含まれていたこの種。
でも、最後の最後に胃液と一緒に吐き出して、私に残してくれたこの種。

私は最初、モモの肺炎の原因がこの種だったんじゃないかと思ったら憎らしくなって、無造作に放置していました。でも、モモが亡くなった日から風邪をひいて、3日間部屋に閉じこもって寝込んでいた時に、この種のことをふと思い出しました。すぐに探しに行きましたが、ずっと放置していた場所には種がなくて、泣きじゃくりながら、家族に「あの種知らない?モモが最後に吐いたあの種知らない?」と訴えると、父が雨の中、長靴を履いて、黙って畑に出て行きました。
父は、私が寝込んでいる間に、この種を畑に捨てたのを思いだして、探し回っているようでした。そして「これでいいのか?」と見つけてきてくれました。
私はそれから、この種が愛おしくて、愛おしくて、大切に宝物箱にしまっていました。
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ある方から、「この種を植えてみたらどうか?」と言われて、ハッとしました。そんな事考えもしなかったけれど、もし発芽して育ったらすごいなぁ~♡
モモの木だ。
しかもモモの正式名称は「Apricot blossom」~♡

そして、モモは、体内に残したままお空に帰らず、ちゃんと次に種を残して行ったんだって思いました。
「自分自身の持っているもの【種】を、植えて、生み育てて、開花させてね!」って、モモからのメッセージな気がしました。

節分の日に、夫と一緒に植木鉢に植えてみました。
残念ながら、芽は出ませんでしたが、一年後私達はキャンディーという新しい命と出会うことができました。
5つの「生命のサイクル・果樹のサイクル」
樹はやがて花を咲かせ、果実を実らせ、その中に種を含み、地に落ちて、新しい樹を生みます。