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モモから私達夫婦への無償の愛 VOL.43

39321774_1786820251395764_2125138840124391424_n.jpg2018年夏、モモの神経症状が顕著になり、日に日に歩行が困難になってきました。
散歩もできなくなり、トイレに行く時のみ庭に出るような状態で、玄関に布団をひいて一日中そこで寝ていました。
もうモモが生き甲斐にしていたお店番もできなくなってしまいました。

調子が良さそうな日は、気分転換に外へ連れ出したくて、台車にモモを乗せてお散歩したりしました。
台車はかなり揺れが激しかったようで、帰宅後めまいと吐き気で苦しい思いをさせてしまい大反省しました。

そんなことをSNSに投稿したところ、友達が大型犬の介護に使っていたバギーを送ってくれました。
それからは、そのバギーに乗ってお散歩に連れていかれるようになりました。

優しい言葉を掛けて下さるご近所の人たちに、励まされていたことを想い出します。

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ある日、もう自力で散歩は難しいはずなのに、排泄させようと庭に連れ出すと、モモが一目散で家族が経営している会社の方に歩いていくではないですか。
いくら止めても脇目もふれず、息をゼーゼーさせながら真剣に歩いていきます。

「モモの目的は一体何???」と不思議に思いながら、私はついて行きました。

実は私達が実家に引っ越してきたのは、夫が私の実家の家業を継ぐ為、転職したことが理由の一つでした。
夫が会社に入社して間もない頃で、50歳を過ぎてからの転職で、夫はいつも緊張してストレスが高い状態でした。
その様子を家族の中で一番心配し、優しく寄り添っていたのがモモでした。

歩くこともままならない状態なのに、モモは会社に行きたくて必死に歩いていました。
でも、途中で力尽きて、会社の手前で倒れてしまいました。
そこへたまたま叔父が現れ、私達を助けてくれました。

叔父は夫の上司でしたから、私はモモのこともあったけれど、ずっと言いたかったひと言を叔父に伝えました。


「いたらないことばかりだと思いますが、どうぞ夫をよろしくお願いします。」と頭を下げました。

すると、モモはとてもとても満ち足りた顔をして微笑みました。
「あ~モモは、この言葉を私が叔父に伝える為に、ここへ連れて来てくれたんだ!」と思いました。

叔父が夫に「バギーを運んでくるよう」連絡をしてくれたので、モモを優しく撫でながら夫の到着を待ちました。


叔父と夫と3人でモモをバギーに乗せ、2人と別れて私はモモを連れて家へ帰りました。
その道すがら、モモに「ありがとう!!ありがとう!!」と伝えながら、大泣きして家に帰りました。
とにかく感謝の気持ちでいっぱいで、モモの無償の愛に胸を打たれ、モモの為に私も何でもしようと思いました。
こんなにも愛されている自分が本当に幸せ者だと思いました。

どんなことがあってもモモの願いを叶えるんだと心に誓った瞬間でした♡

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