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再投稿♡神様からの贈り物「フランキンセンス(乳香)」の聖なる香り

89367907_2745403322204114_643153352368062464_n.jpgフランキンセンスは、中世の頃のフランス語で "真実の香り" という意味を持つ呼び名です。
通名が3つほどあり、フランキンセンスのほかに、和名の乳香、ラテン語で "レバノンのオイル" を意味するオリバナムという呼び方もあります。
フランキンセンスは、古くからメディテーションや、キリスト教をはじめとする宗教儀式によく使われてきた香りです。
イスラム教やカトリックの礼拝堂で、振り香炉にフランキンセンスを入れて香りを燻らせる時に白い煙が立ち上るので、そこから "乳の香り" という呼ばれ方になったともいわれています。
また、木の皮を傷つけてポタポタと垂れ落ちてくる白い樹液の様子が、乳を思わせるから "乳香" という説もあります。
フランキンセンスの採取は限られた人にだけ許されているといいます。
野生の樹を傷つけて樹液が滲み出て固まった樹脂を削って集めます。そして樹脂を水蒸気蒸留したて精油を抽出します。
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主な産地は北アフリカで、ケニアやソマリア、オマーンやヨルダン、エチオピアといった、やや乾燥した地域が生育に適しています。
かつては香料の国と呼ばれたシバ王国があった、オマーンのフランキンセンスは最上級です。
紀元前にフランキンセンスの貿易で栄えたシバの女王がフランキンセンスをソロモン王に贈ったというエピソードは有名です。
シバ王国の人々は、「フランキンセンスの森は翼を持った蛇に守られ、決して人を寄せ付けない」という言い伝えで、フランキンセンスを神秘のベールに包み隠したそうです。
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フランキンセンス樹脂は最も古い香料のひとつで、キリストの生誕の際に、神であることを認められた印として贈られました。
旧約聖書によると、キリストが誕生したとき、3人の錬金術師(東方の賢者)がそれぞれ貢ぎ物を持ってやってきました。
貢物はミルラと黄金、フランキンセンスの3種類です。
ミルラ(没薬)は、「偉大な医師の証」で、清らかな肉体の象徴です。
黄金は、「偉大な商人の証」で、神への愛を象徴します。
そして、フランキンセンスは「偉大な預言者の証」で、神への礼拝を意味します。
この3つの貢ぎ物のうち、キリストが選んだのはフランキンセンスだったと言われています。
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フランキンセンスは、古くから宗教儀式や瞑想のためのお香としてだけでなく、美容のためにも活用されてきました。
フランキンセンスの香りを嗅ぐと呼吸が深くなり、皮膚から吸収すればアンチエイジング効果があります。
フランキンセンスの木はとても乾燥した荒野に生えていますが、地元の人たちは古くから、肌の乾燥を防ぐために用いてきました。
木の幹が傷つけられると、そこを修復しようと樹脂が出てきます。
この、修復という性質が、フランキンセンスが肌の細胞を再生し、活性化する秘密。
そんなフランキンセンスは、しわが目立つ老化した肌や、乾燥した肌などに効果を発揮するため、フェイシャルトリートメントに適しています。
古代エジプトの女王、クレオパトラはローズの香りをふんだんに使用していたという話しは有名ですが、フランキンセンスもフェイシャルパックに使っていたという逸話があります。
クレオパトラは当時、フランキンセンスの木をプント王国(現在のエチオピア周辺)からわざわざ輸入していたのだそうです。

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オマーンでは女性だけではなく男性もフランキンセンスの香りを部屋にくゆらせるだけでなく、衣服やベールに焚き染めて香りを纏います。
イスラム服の中にゆったりと香気を漂わせます。
オマーンでは、香りはなくてはならない日常の必需品です。中でも最も高貴な香りがフランキンセンス。
夕方、香りを焚くための時間があり、人々は家中に香りを焚きしめます。おもてなしとして、紳士淑女の嗜みとして、邪悪なものから身を守る魔除けとして生活には欠かせない存在です。

フランキンセンス樹脂は品質が細かく4つに分類されます。その中でもホジャリという種類は最も乾燥した砂漠の地に生える野生のフランキンセンスから採れる最上級の品質。
オマーンでは、上質のフランキンセンスをコップに入れて3日ほど置き、その水を飲む習慣もあるそうです。のどの痛みや消化器の不調利尿作用や浄化作用にも有効だそうです。
この貴重な再上質のフランキンセンス樹脂を限定販売しています!!
ロンドン・スクール・オブ・アロマテラピー・ジャパンの校長バーグ文子先生のお陰で、HALE PLUMERIAでお取り扱いさせて頂けることになりました。
日本にはなかなか最上級のフランキンセンスは手に入らないので、是非この機会に!!
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商品名:フランキンセンス樹脂:ホジャリ 20g
雨季のない内陸地で育つ最高級の樹脂、薬用、食用、香料用にも使用。触ると手に香りが残ります。
ミネラルウォーターに5mm角くらいの樹脂を入れて一晩置くとフランキンセンスウォーターの出来上がり。
冷やしても常温でも美味しく飲めます(オマーンでは消化器障害にも良いと言われています。利尿作用や浄化作用にも有効です)
オマーンの高級レストランでは水としてサーブされます。
定価: 2,860円(税込)

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香りを焚きしめると、スパイシーでありながら、刺激的というよりは、瞑想感のある穏やかさでクリーミィに香りが広がります。

参照「アロマティック・アルケミー」バーグ文子著、「生活の木」の資料他